UPDATE:2017.4.17
電源を良くしてみよう
お久しぶりのブログとなりました。
おはようございます。カズキです。
去年から完全に発症した花粉症も無事一段落付きはじめ、やっと西洋薬を飲まなくてよくなるなーなんて思っていたんですが、
今度は喘息気味が続いたり、肩のハリが酷くて耳に思いっきり影響が出たりと、今日も元気に病弱児っぷりを発揮しております。
いやー暑くなりますね。体調不良の季節です。
さて、タイトル通り今日は”電源”をテーマにしてみます。
いわゆる「オーディオ」の世界をネット上で見てみると、やれ「電源は一番大事!」「メッキはロジウムでないとダメ!」「プラグはホスピタルグレード!」「壁コンセントには単相三芯200V!」と、機材にこだわりのあるオタク(少なくとも、ここにおいては褒め言葉)の方々によるうんちくが繰り広げられています。
「マイ電柱」なんてワードが一時期話題になったりもしましたね。
個人的には「オーディオオカルト」と呼ばれる主張にも「さすがに極端すぎるけど、本質的には的を得ているものがある」と考えています。
というのも、よくやり玉に挙げられる「オーディオインターフェースを繋ぐUSBケーブルで音が変わる!」という主張。デジタルデータだからフツーに使えてれば問題ないでしょ、と私も考えていたんですが、あるキッカケでUSBケーブルが不足したので、評判がいいのに500円ぐらいで買えるケーブルを入手して、付属品のケーブルと比較してみたんです。そしたら微々たる差なんですけど、少しだけハイが伸びて定位感が良くなって、結果的に低音も見えやすくなったんですよね。
自分の耳で「オカルト」が事実なことを感じてしまった以上、まるっきり否定する気持ちはその瞬間になくなりました。
(もっとも、なんで音が変わるのかについては未だに疑問です…。ホントに…。)
他にも、音の非常にいいスタジオに遊びに行かせて頂いた際、その電源周りのこだわりっぷりに度肝を抜かれた経験があったのも大きいですね。あのスタジオを越える音をまだ聴いた事がありません。
というわけで、一般的な壁コンセント→TASCAM AV-P250(極性チェック機能やがっしりした長い筺体等、かなりオススメ!)にPCやオーディオインターフェース、スピーカーからアンプまで繋いでいるのをやめ、少ない知識と経験をひねり出してこんなプランを考えてみました。
条件:
オーディオ機材:
壁コンセント: Panasonic WN1512K
↓
電源トランス: プロケーブル アイソレートトランス 600W → (115V)AI/F (100V)ヤフオクで落とした非メッキ電源タップ+非メッキ電源ケーブル → スピーカー
↓
(100V)ディストリビュータ: Tripp Lite RS1215-RA → 各種音響機材
PC関係:
昇圧トランス: プロケーブル 115V昇圧トランス
↓
アース分岐のための変換プラグ: Panasonic WH2890P
↓
(115V)ディストリビュータ: Tripp Lite IsoTel 6 Ultra
オーディオ面では、スピーカーまで/オーディオインターフェースまでの配線が全て非メッキ。クロックジェネレーター等の機材に供給するTripp Lite製ディストリビュータはあえて純粋な分岐のみで各種フィルターを通さないものにしました。というのも、TASCAM AV-P250をトランスの後につないだら酷いハムノイズが出てしまったんですよね…。壁コンセントを3Pにしたとはいえ、一つしかないアース端子をPC関係に裂いたせいで音楽機材にはアースを配線してないんです。スピーカー用の純粋に分岐する電源タップではいい結果が出ていたので、Tripp Liteを試してみたら上々の結果でした。
PC周りはユニバーサル電源(100V-240Vまでどれでもいいよ、ってヤツ)が多く、唯一そうでないWindows機も117Vを基準にした動作範囲だったので、一旦昇圧した後フィルター性能がいい(らしい…)Tripp LiteのIsoシリーズを挟んで、Win/Mac/HDD/ディスプレイ/USBハブ等だけでなく、壁端子→モデム間のサージプロテクションもしてみました。あとはアース端子がエアコンと共用でないといけないので、シビアな音楽機材よりはPC周りのアースを落としてあげようって考えでアースも配線しました。
さて、肝心の結果なんですが…。
確かに壁コンセント→AV-P250のみの時よりスピーカーの出音が定位感、音像のプッシュ感ともに良いですね。エンジニアの方々は「音の中に首を突っ込んで音を手探りでかき分ける」感覚ってあると思うんですが、アレが少しやり易くなりました。ヘッドホンもわずかーーーーーに「前にあるべき音」がより前に出てきて、結果的に奥行きがついた気がします。warm audio TB12もハムノイズが減りました。ここはそれぐらい。
PCはモニタのタッチ操作部分の動作がキビキビするようになりました。
…それぐらいでした!
ただ、自分の部屋の環境があまり整えられず、やりくりしながら音を作っている部分があるので、
それが原因で音の変化を感じられていない可能性は正直ありそうです。
とはいえ、全ての機材にクリーンな電源が行きわたり、115Vもいつでも供給可能。機材オタク的にはロマンバッチリでそこそこ満足です。
特に精神的に「電源がしっかりした!」って満足感で音が良くなった部分は大いにあります。
音なんて所詮脳に届けられるだけなんで、脳が満足してればそれが一番いいでしょと思いますし(暴論)。
スピーカーそのものやそこまでのケーブル、あるいはインシュレーターよりも変化は少なく感じましたが、
既に納得行く機材が揃っている方、今回の総予算7.5万円ほどの出費は決して無駄ではありませんでしたよ!
PCを初めて自作した時みたいに、機材を集めながら色々知識がついていくのはホントに楽しい。
…しばらく倹約の日々が続くことを除いては!!!
おはようございます。カズキです。
去年から完全に発症した花粉症も無事一段落付きはじめ、やっと西洋薬を飲まなくてよくなるなーなんて思っていたんですが、
今度は喘息気味が続いたり、肩のハリが酷くて耳に思いっきり影響が出たりと、今日も元気に病弱児っぷりを発揮しております。
いやー暑くなりますね。体調不良の季節です。
さて、タイトル通り今日は”電源”をテーマにしてみます。
いわゆる「オーディオ」の世界をネット上で見てみると、やれ「電源は一番大事!」「メッキはロジウムでないとダメ!」「プラグはホスピタルグレード!」「壁コンセントには単相三芯200V!」と、機材にこだわりのあるオタク(少なくとも、ここにおいては褒め言葉)の方々によるうんちくが繰り広げられています。
「マイ電柱」なんてワードが一時期話題になったりもしましたね。
個人的には「オーディオオカルト」と呼ばれる主張にも「さすがに極端すぎるけど、本質的には的を得ているものがある」と考えています。
というのも、よくやり玉に挙げられる「オーディオインターフェースを繋ぐUSBケーブルで音が変わる!」という主張。デジタルデータだからフツーに使えてれば問題ないでしょ、と私も考えていたんですが、あるキッカケでUSBケーブルが不足したので、評判がいいのに500円ぐらいで買えるケーブルを入手して、付属品のケーブルと比較してみたんです。そしたら微々たる差なんですけど、少しだけハイが伸びて定位感が良くなって、結果的に低音も見えやすくなったんですよね。
自分の耳で「オカルト」が事実なことを感じてしまった以上、まるっきり否定する気持ちはその瞬間になくなりました。
(もっとも、なんで音が変わるのかについては未だに疑問です…。ホントに…。)
他にも、音の非常にいいスタジオに遊びに行かせて頂いた際、その電源周りのこだわりっぷりに度肝を抜かれた経験があったのも大きいですね。あのスタジオを越える音をまだ聴いた事がありません。
というわけで、一般的な壁コンセント→TASCAM AV-P250(極性チェック機能やがっしりした長い筺体等、かなりオススメ!)にPCやオーディオインターフェース、スピーカーからアンプまで繋いでいるのをやめ、少ない知識と経験をひねり出してこんなプランを考えてみました。
条件:
- 噂に聞く非メッキ(音に濁りがなくなり、高域が伸びる?)を可能な範囲でやってみる!
- 住宅環境で200Vを引けないので、100Vでできる環境を構築する!
- スピーカーやオーディオインターフェース等オーディオ機材と、PC等の消費電力の大きいデジタル機材を別のコンセントから供給する!
オーディオ機材:
壁コンセント: Panasonic WN1512K
↓
電源トランス: プロケーブル アイソレートトランス 600W → (115V)AI/F (100V)ヤフオクで落とした非メッキ電源タップ+非メッキ電源ケーブル → スピーカー
↓
(100V)ディストリビュータ: Tripp Lite RS1215-RA → 各種音響機材
PC関係:
昇圧トランス: プロケーブル 115V昇圧トランス
↓
アース分岐のための変換プラグ: Panasonic WH2890P
↓
(115V)ディストリビュータ: Tripp Lite IsoTel 6 Ultra
オーディオ面では、スピーカーまで/オーディオインターフェースまでの配線が全て非メッキ。クロックジェネレーター等の機材に供給するTripp Lite製ディストリビュータはあえて純粋な分岐のみで各種フィルターを通さないものにしました。というのも、TASCAM AV-P250をトランスの後につないだら酷いハムノイズが出てしまったんですよね…。壁コンセントを3Pにしたとはいえ、一つしかないアース端子をPC関係に裂いたせいで音楽機材にはアースを配線してないんです。スピーカー用の純粋に分岐する電源タップではいい結果が出ていたので、Tripp Liteを試してみたら上々の結果でした。
PC周りはユニバーサル電源(100V-240Vまでどれでもいいよ、ってヤツ)が多く、唯一そうでないWindows機も117Vを基準にした動作範囲だったので、一旦昇圧した後フィルター性能がいい(らしい…)Tripp LiteのIsoシリーズを挟んで、Win/Mac/HDD/ディスプレイ/USBハブ等だけでなく、壁端子→モデム間のサージプロテクションもしてみました。あとはアース端子がエアコンと共用でないといけないので、シビアな音楽機材よりはPC周りのアースを落としてあげようって考えでアースも配線しました。
さて、肝心の結果なんですが…。
確かに壁コンセント→AV-P250のみの時よりスピーカーの出音が定位感、音像のプッシュ感ともに良いですね。エンジニアの方々は「音の中に首を突っ込んで音を手探りでかき分ける」感覚ってあると思うんですが、アレが少しやり易くなりました。ヘッドホンもわずかーーーーーに「前にあるべき音」がより前に出てきて、結果的に奥行きがついた気がします。warm audio TB12もハムノイズが減りました。ここはそれぐらい。
PCはモニタのタッチ操作部分の動作がキビキビするようになりました。
…それぐらいでした!
ただ、自分の部屋の環境があまり整えられず、やりくりしながら音を作っている部分があるので、
それが原因で音の変化を感じられていない可能性は正直ありそうです。
とはいえ、全ての機材にクリーンな電源が行きわたり、115Vもいつでも供給可能。機材オタク的にはロマンバッチリでそこそこ満足です。
特に精神的に「電源がしっかりした!」って満足感で音が良くなった部分は大いにあります。
音なんて所詮脳に届けられるだけなんで、脳が満足してればそれが一番いいでしょと思いますし(暴論)。
スピーカーそのものやそこまでのケーブル、あるいはインシュレーターよりも変化は少なく感じましたが、
既に納得行く機材が揃っている方、今回の総予算7.5万円ほどの出費は決して無駄ではありませんでしたよ!
PCを初めて自作した時みたいに、機材を集めながら色々知識がついていくのはホントに楽しい。
…しばらく倹約の日々が続くことを除いては!!!